画像から「どう見えるか」を判断する視環境設計・制御を提案する

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REALAPS®解説 「アピアランス設計とは」

視環境をデザインするという行為は、その環境にいる人が、十分明るく感じるか、まぶしさを感じないか、必要なものがきちんと見えるか、空間の雰囲気は適切かなど、人がその環境で体験する適切な「見え方」、すなわち適切な「アピアランス」をデザインする行為であるといえます。

about_img1ところが一方、具体的に視環境を設計するとなると、どこに、どのような光色の光を、どれだけの光量与えるか、あるいはどのような反射率や反射特性をもった物体表面を設定するかなど、測光や測色に基づいたスペックを決定することが求められます。 すなわち、視環境設計を文字通りに進めようとすると、測光量や測色量、物体の反射特性などをきちんと抑えた上で、その光環境を体験したときのアピアランスを推定することが求められ、このような設計をアピアランス設計といいます。

アピアランス設計を確実には進めるには、実際の環境で、自然光や人工光、あるいは様々な物体の反射特性などを変化させて、その様子を自分の目で見て確認しながら設計したいところですが、実際にはさまざまな制約があり、そのような設計を進めることはほとんどできません。

about_img2現実には、光のシミュレーションを用いて物理的な光の挙動を押さえながら、光の物理量に基づいてアピアランスを推定し、設計を進めることになります。 そしてアピアランスの推定には、空間のアピアランスが建築写真で表現されることからもわかるように、画像を用いることが不可欠で、輝度画像、測光色画像(輝度・色度画像)などを用いて設計を進めることになります。

現在では、自然光を積極的に利用することが求められます。 しかしながら、夜、あるいは自然の光だけでは不十分な場所では人工の光を利用しなければならず、電力を消費することになります。 アピアランス設計とは、いかにして、少ないエネルギーで、十分なアピアランスを保証した環境を実現するか、という問題を解く行為でもあります。

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