REALAPS-Omniに平均輝度、平均照度、反射率の測定機能の追加
REALAPS-Omniに、平均輝度と平均照度の測定と反射率の測定機能が追加されました。まだ、測定方法の説明マニュアルが間に合っていませんので、詳細はしばらくお待ちください。
全方位画像のエリアを指定して、そのエリアの平均輝度を求めることができます。さらに、反射率が分かっていれば、平均照度も求めることができます。もし、反射率が分からなければ、画像から反射率を測定することも可能になりました。
下図のように、測定結果をREALAPS-Data-Viewerで見ることもできます。左上から右に、「リアル・アピアランス画像」「照度平均画像」「明るさ検討画像」「輝度平均画像」です。
・指定エリアの平均輝度測定
平均輝度・平均照度を求めたいエリアを枠で囲みます。エリアを追加すると選択メニューに追加されます。
枠を囲って「平均輝度と照度の計算」ボタンを押すと、平均輝度が測定されます。
下図の赤い部分は、平均輝度、平均照度の計算に含めない部分が表示されています。
・指定エリアの平均照度測定
平均を求めるエリアの反射率を入力すると、平均輝度の測定と同時に平均照度も測定できます。マンセル色票のN値を指定しても、反射率を数値で入力しても平均照度が測定できます。
・指定エリアの反射率測定
指定エリアの一部に反射率が分かっている白色シールを貼ります。推奨の白色シールについてはマニュアルに記載します。下図の白色シールの反射率はN9(0.767)ということが分かっています。「エリア内材料の反射率測定」ボタンを押すと、ピンクの枠が表示され、その枠で白シールを囲みます。このとき、白シールを貼った材料も含むように囲みます。 この枠内の照度は同じ値だと見なし、反射率が分かっている白シールの照度を測定します。この照度を用いて、周囲の材料部分の反射率を求めます。
材料が一様であれば、求めた反射率が計測エリアの反射率と考えられるので、この反射率を用いて平均照度が測定できます。