画像から「どう見えるか」を判断する視環境設計・制御を提案する

輝度変化とコントラストプロファイル法ウエブレット変換

画像から明るさを分析する理由

私たちの目で見ている景色は、実は目の網膜上に映る映像を脳が感じ取っているものです。つまり私たちの目で見ている景色は、大きなスクリーンの上に投影された画像のようなものであるといえます。そのため、弊社ではコントラストプロファイル法とウェーブレット変換という2つの方法を用いて画像から明るさを分析しています。ここでは、この2つの方法について紹介いたします。

 

コントラストプロファイル法

人間が感じる明るさは輝度と呼ばれる測光量に対応しています。人間の目は輝度に違いがあること、すなわち輝度コントラストがあることによって、明るさの変化を感じ、その部分を境にして周囲とはちがう物体があると認識します。輝度の変化は、「細かい変化」「粗い変化」「強い変化」「弱い変化」に大別できますが、この中にも人間に感じやすい変化と感じにくい変化が存在します。輝度の変化を画像から抽出する方法をコントラストプロファイル法といいます。この方法を用いることで、主に視認性の評価が可能になります。

 

輝度の変化のイメージ

ウェーブレット変換

弊社では、実環境の見え方をできるだけ忠実にパソコンのモニター上に表示して、空間の明るさや見え方の分析を行います。しかし実環境の輝度とパソコンのモニターの輝度には、大きな違いがあります。これに対応するため、ウェーブレット変換という方法を用いて輝度の画像から輝度コントラストを抽出し、抽出された輝度コントラストを保存した上で、輝度の絶対値を調整します。このように調整した画像を表示したモニターを暗い環境で見れば(すなわち目の順応輝度が下がっていれば)、実環境とほとんど同じ見え方を体験できます。

 

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