画像から「どう見えるか」を判断する視環境設計・制御を提案する

VTラボ(No.16~No.20)

No.016  ラムカムヘン大学の校舎内階段「逆光に注意」

ラムカムヘン大学の校舎内階段「逆光に注意」簡易輝度画像から階段がとても暗いことが分かります。明るさ検討画像も黒の4NB以下で暗い色と判断される領域が大部分を占め、上部に見える踊り場からの逆光で非常に暗い陰になってしまっていることが分かります。画面右側の格子窓を明かり取りにしようとしていますが、あまり効果的に光を取り入れることは出来ていません。この階段は視認性の面から非常に危険であり、適切に人工照明を点灯するなどの対策が必要です。 (by N.)

 

No.017  軽井沢ニューアートミュージアム「昼光の心地よさ」

軽井沢ニューアートミュージアム「昼光の心地よさ」簡易輝度画像が薄いグレーであり、全体的にとても明るいことが分かります。明るさ検討画像では、画面全体に黄色の7.5~9NBで明るさ感を上げる領域と、赤い9NB以上で非常に明るい領域が大半を占め、屋内にいてもまるで屋外にいるような開放感を味わうことができると推測できます。渡り廊下の下部は薄暗くなりがちですが、天窓からの光をうまく取り入れることで黄緑の6.5~7.5NBで適度な明るさになるようにして、問題をクリアしています。(by N.)

 

No.018  COREDO室町「地下街の照明01」

COREDO室町「地下街の照明01」簡易輝度画像では、薄暗い印象を受けますが、明るさ検討画像を見ると、天井、壁、床は概ね黄緑色の6.5~7.5NBで適度な明るさです。柱に取り付けられたデジタル・サイネージは、黄色の7.5~9NBで明るさ感を上げる領域であることから、グレアにならない適度な明るさで発光しており、照明の代りとしても機能していると考えられます。画面中央の柱の奥に階段がありますが、その部分については、利用者を自然とそちらへ誘導するような誘目性を持たせるような照明設計をするとさらに良いでしょう。
(by N.)

 

No.019  天神地下街「地下街の照明02」

天神地下街「地下街の照明02」簡易輝度画像から、輝度のコントラストが強いことがわかります。明るさ検討画像では、天井は青の4~6.5NBで薄暗いと感じられる領域と、黒の4NB以下の暗い色と判断される領域です。イルミネーションの時期は非常に美しいと思われますが、普段はもう少し明るめの方が良いでしょう。光が照射された床面は黄緑色~黄色の6.5~9NBで明るさ感を上げる領域であり、歩行者はここの明るさを頼りに通行していると思われます。天神地下街のコンセプトは「光と影、動と静の対比空間」ですが、不特定多数の人が通過する公共空間ですので、もう少し緩やかなコントラストにするとよいでしょう。(by N.)

 

No.020  東京ミッドタウン日比谷1F吹き抜け周り「開放的な空間」

東京ミッドタウン日比谷1F吹き抜け周り「開放的な空間」簡易輝度画像からは、均一な明るさでかつ、全体的に明るめな空間であることが分かります。明るさ検討画像を見ると、反射率の低いエスカレータや柱の部分を除き、空間全体が黄色の7.5~9NBで明るさ感を上げる領域であるため、来場者にはとても開放的な印象を与えると思われます。出来るだけ少ない照明で明るさ感を保つように綿密な計画がなされています。(by N.)

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