画像から「どう見えるか」を判断する視環境設計・制御を提案する

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VTラボ(No.6~No.10)

No.006  恵比寿ガーデンプレイスクリスマス・イルミネーション「イルミネーション設計」

恵比寿ガーデンプレイスクリスマス・イルミネーション「イルミネーション設計」簡易輝度画像では、イルミネーションされている部分は、ほぼ同じ明るさであるように見えます。しかし、明るさ検討画像では、通路奥の中央のツリーが黄色の7.5~9NBで明るさ感を上げる領域であることからグレアにならない心地よい明るさでイルミネーションがされており、自然とこの部分に視線が集まるよう設計されていることが確認できます。(by N.)

 

No.007  Le Darat01「目の順応」

Le Darat01「目の順応」バンコクのベトナム料理屋の入り口を入ったところのホールの様子です。明るさ検討画像を見ますと、青色の4~6.5NBが大部分を占めており、明るさ感を下げる領域が多いので、明るい屋外から来た人にはかなり暗い印象を与えると思われます。ただし、室奥の壁面が黄緑色の6.5~7.5NBの明るくも暗くもないという領域なっているので目が順応してくれば、落ち着きのある雰囲気の空間として受け止められるでしょう。(by N.)

 

No.008  Le Darat02「まぶしい窓」

Le Darat02「まぶしい窓」バンコクのベトナム料理屋です。窓辺の席の様子です。簡易輝度画像では全体的に明るそうですが、その明るさが適切であるかはわかりません。植栽で直射光をさえぎる手法を用いていますが、明るさ検討画像では、赤色の9NB以上のまぶしい部分が窓面の半分以上を占めるため、窓面がグレアになっていることが確認できます。手前側に座った人からは、窓際に座った人の顔が影になってしまうためによく見えないと予測できます。ですから窓面にはロールスクリーンを下げるなどの対策が必要になって来ることが分かります。(by N.)

 

No.009  Kamakura House「明るさの視線誘導」

Kamakura House「明るさの視線誘導」明るさ検討画像を見ると、視線の先に設置されたガラスケースの奥からの光で周辺の壁面が黄色の7.5NBから9NBと明るさ感を上げる領域になっており、自然とそちらに足が向く仕掛けとなっていることがわかります。また通路の手前側は青の4NBから6.5NBの明るさ感を下げる領域なので、薄暗い印象を受けると思われますが、「視線方向に何があるだろう?」という期待感を高める効果に一役買っています。壁面にちりばめられた小さな光源は黄緑色と黄色の6.5NBから9NBであり、グレアにならない適度な明るさの範囲で星のようなきらめきを演出できていることがわかります。(by N.)

 

No.010  21_21 DESIGN SIGHT「均一な明るさ空間」

21_21 DESIGN SIGHT「均一な明るさ空間」簡易輝度画像明るさが均一な空間であることがわかりますが、実際にどの程の度明るさであるかは不明です。明るさ検討画像では、床面と画面左側の壁は黄緑の6.5~7.5NBで適度な明るさになっていることが分かります。左側の壁面に取り付けられた横長の明り取りの窓周りも暗くなることなく、非常にうまく計画ができています。また天井面は黄色7.5~9NBの明るさ感を上げる領域になっていることから、空間の明るさに適度な変化をもたらす効果を期待できます。(by N.)

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